おやつ

【レシピあり】しっとりツヤツヤ、秋の味覚の人気者。土鍋の『栗の渋皮煮』はブランデー薫る大人の風味。豆乳マロンラテに米粉パウンドケーキにアレンジ自在。

管理者

Hello♡

 
この記事でわかること
 

 

■ 「栗の渋皮煮」は
  おうちで作れる
 

■ 「栗の渋皮煮」は
  皮むきが面倒
  でもここが終われば
  ほぼゴール!
 
■ めちゃくちゃ失敗
 したからわかる、
 「ここだけ頑張ればOK!」
 の失敗しないポイント

■ もし失敗しても大丈夫
 リカバーできる!

■ 幸せな気持ちになる、
 アレンジレシピいろいろ

■ 渋皮煮の材料一覧

 

 

  

 

秋の味覚と言えば、何を思い浮かべますか?
土鍋は、が好き!
特に「栗の渋皮煮」が大好きですっ…!

朝晩の空気に秋の気配が
感じられるようになりましたね。

都心のマンション住まいの土鍋家。
こんなところにも、夜は秋の虫たち
の涼やかな声が聞こえてきて、

「あぁ、秋だなぁ…」

と思わず呟きたくなった土鍋です。

そんな秋と言えば、やはり「食欲の秋」
店頭にはいちじくやブドウ、梨などが
並び始めていますし、さつまいもなどの
根菜類も美味しくなってきます。
あー、何から食べよう…(悩)

 

 

ちょっと贅沢な気持ちになる秋の味覚「栗」

そして、ちょっと特別な秋の味覚と言えば
こちら。

くり


そう、栗。
ふっくらツヤツヤ、可愛い形。

シンプルに味わう「焼き栗」
「栗ごはん」もいいですし、
土鍋家は「中華おこわ」にも
たくさん入れたり。

さらに、忘れてはいけない
「渋皮煮」「甘露煮」
煮た栗は「栗のパウンドケーキ」
「栗きんとん」などのスイーツにも
変身自在。
冷凍保存できるので、長く楽しむ
ことができます。
あぁ、栗、好き。

 

そんな栗好きの土鍋の思い出

一番に蘇るのは、お彼岸に訪れていた
祖父のお墓があるお寺
山の中腹にあって、自然いっぱい
とても綺麗な場所です。

お寺の敷地なのか、山なのか、
このあたりには栗の木がたくさんあって
秋のお彼岸には、実の入った栗のイガ
わんさか落ちていて。

 

都会っ子の土鍋は、
「わぁ!栗だ!」とワクワクしたり。
ふと見上げた栗の木に付いている
たくさんのイガをみて、
「頭に落ちてきたら痛いだろうなぁ!」
恐々としたり

この辺りには、図鑑でしかみたことが
ない、色鮮やかなピンクや黄色のキノコ
まで生えていまして。
お墓参りより遊ぶことが楽しかった、
幼き日のいい思い出

 

『栗の渋皮煮』って、最高

栗の渋皮煮

栗好きの土鍋が最も愛してやまない
のが、『栗の渋皮煮』

そのまま食べても美味しいのに、
「栗のパウンドケーキ」にしたり、
バニラアイスに添えた日にはもう。

煮たときのシロップを、温めた豆乳に
入れた「マロン豆乳ラテ」も最高。
どれもこれも土鍋を狂わせる罪なやつ
です。
 

 

『栗の渋皮煮』は、手間は掛かるが難しくない


さて、この『栗の渋皮煮』。
作るのが大変そう…と思われがち
ですが、作ってみれば何のことはない

先に言いますが、
「皮を剥きさえすれば、
 8合目まで登ったも同然」

です。
(あとはほぼ鍋がやってくれる)
 

皮剥きが少々面倒でコツが必要ですが、
美味しい『栗の渋皮煮』が自宅で出来る
なんて、素敵。
(買うとお高いし)

失敗をしてきた土鍋が、
美味しく作るためのポイント
紹介していきます。

 

 

美味しい『栗の渋皮煮』を作るポイント

1)栗の皮剥き

栗を熱湯に浸ける

土鍋の考える、一番大変な部分がこれ。
栗の皮(鬼皮)剥き

栗の皮って、硬いんです
なんてったって「鬼皮」って呼ばれる
くらいですから。
針だらけのイガに鬼皮って、どんだけ
守られてるの?とツッコミたくなるほど。

皮剥きには手間は掛かりますが、コツを
知ればスルスル剥けます

ちなみに土鍋が過去、コツを知らずに
自力で剥こうとしたときは、指がそぎ落と
されるかと思うほど包丁が滑って

危なかった。(不器用)

加えて、渋皮を良い感じに残して剥くのも
少々コツが必要なので説明していきます。
 

①栗の皮を熱湯でふやかす


①栗1キロに対し、2Lほど熱湯を
 沸かす。

②大きめのボウルか鍋に洗った栗を
 入れ、ひたひたになるまで熱湯を
 注ぐ。
 栗に対して熱湯の量が少ないと
 充分に皮がふやけないので、熱湯
 を全量使うようにする。

 (ボウルや鍋を分けてもよい)

③手で触れる程度に冷めるまで置く。
 (20~30分程)

 
 

生栗の皮はとても硬い!
そのまま剥くと、まずケガをするので注意。
お湯につけてふやかしてから剥きましょ

 

 

②鬼皮に包丁で取っ掛かりをつくる


①栗の皮が柔らかくなったら、
 ザルに上げて水を切る。

②包丁で鬼皮に取っ掛かりを作る。
 まず、栗の底のザラザラしている
 部分に包丁の「アゴ」※を差入れ、
 ほんの少し皮をえぐって、皮が少し
 立ち上がるようにする。

 あるいは、少し削り取ってもよい。
 栗は手でつかんでもいいが、
 滑りやすいので、怖い場合は
 まな板に置いて作業を。

※包丁の「アゴ」はここ!
参照:HADOナイフ

包丁の構図2
 
 

包丁を入れるのは「鬼皮だけ」!
渋皮に傷が付くと、
煮た時に溶けてしまうので注意!

 

③鬼皮を剥く


①鬼皮に取っ掛かりができたら、
 それを包丁の刃と、包丁を持つ手の
 親指で挟むようにして、引っ張り
 ながらスルスルと剥く。

 (指だけでも剥ける)

②渋皮の厚く毛羽立っている部分は
 口に残って美味しくないので
 アク抜きのあとの工程で取るが、
 まだ栗が硬いこのタイミングでは
 無理をしないこと。

 
 

ここまで来たら、8合目まで登ったも同然!
100均の栗の皮むき器では、繊細な作業ができなくて、結局包丁が一番だった!

 

むいた栗

包丁でむいただけの栗。毛羽立っているのがわかる。

 

  

2)栗のアク抜きと渋皮のそうじ(繊維を取る)

栗のアク抜き

アク抜き中。ものすごく泡立ちます

渋皮煮を作るときに、避けて通れない
のが、アク抜き
これも手順どおりにやれば難しくありません。
気を付けたいのは「丁寧に扱う」こと。
  

 

①重曹を加えるのは最初の1回でOK


栗のアク抜きには重曹を使います。
必ず「食品用」の重曹を使いましょう。
スーパーマーケットで入手できます。
重曹を加えたお湯で何度かゆでこぼす
レシピもありますが、1回で充分です。

 
 

ゆでこぼしとは…
アクなどを抜くために材料をゆで、ゆで
汁を捨てること。

 

②アクはある程度取ればOK

 
 

あく取りはサッとでOK〜!


ゆでこぼしをすると、ものすごいアクが
ブクブクと出てきます。
塊のようになっているものがあれば
すくい取りますが、水を替えるので大体

でOKです。 

③渋皮のそうじが滑らかな口当たりの決め手


包丁で剥いただけの栗には、
皮の厚い部分や毛羽立った部分
あります。
重曹を入れて煮る1回目の
ゆでこぼしがおわったら、
渋皮の
そうじをします。

これにより、口当たりが滑らか
渋皮煮になります。


①火から下ろし鍋に流水を加え、
 ある程度冷めたら煮汁を捨てる。
 新しい水に替え、手で触れられる
 ようになるまで冷ます。
(水はヘラなどを介して鍋に入れる。
 栗に直接水が当たると、栗に傷が
 ついて煮るとボロボロになること
 がある)


②手で触れる温度になったら、竹串で
 毛羽立ちや筋を丁寧に取っていく。
 竹串を当てるとスッと取れるのが
 要らない部分。
 力を入れすぎると渋皮や実に傷が
 付くので、慎重に。

 
 

ここを頑張れば
口当たりが滑らかな渋皮煮に!

黙々作業が好きな人には
結構楽しいよ♪

 

 

 

④ゆでこぼしは、煮汁の色をみながら2~4回

 
栗のアク抜きは、
重曹を入れたお湯で1回(10分程)、
その後はお湯だけで2~4回(5分程)

ゆでこぼしていきます。
最初は煮汁が黒っぽく濁っていますが
徐々に澄んできます。
ワインのような紫色になったらOK。

 
 

ここまできたらあと一歩!

 

お次はいよいよレシピです♪

 

 

しっとりツヤツヤ秋の味『栗の渋皮煮』レシピ


・グルテンフリー
・白砂糖なし


【材料】

・生栗   1kg
・甜菜糖  鬼皮を剥いた量×60%
・重曹   小さじ2
・ブランデー 大さじ1
(お酒が苦手な方、子ども用には抜く)

 
 

上記の「美味しい『栗の渋皮煮』を作るポイント」も参考にしながら作ってみてくださいね!


【作り方】

①2Lの熱湯を沸かし始める。

②栗は穴が開いているもの(虫食い)
 や傷が付いているものを除いて、
 流水で洗う。

③大きめのボウルか鍋に洗った栗を
 入れ、ひたひたになるまで熱湯を
 注ぐ。
 栗に対して熱湯の量が少ないと
 充分に皮がふやけないので、熱湯
 を全量使うようにする。

 (ボウルや鍋を分けてもよい)
 手で触れる程度に冷めるまで置く。
 (20~30分程)


④栗の皮が柔らかくなったら、
 ザルに上げて水を切る。

⑤包丁で鬼皮に取っ掛かりを作る。
 まず、栗の底のザラザラしている
 部分に包丁の「アゴ」※を差入れ、
 ほんの少し皮をえぐって、皮が少し
 立ち上がるようにする。

 あるいは、少し削り取ってもよい。


⑥鬼皮に取っ掛かりができたら、
 それを包丁の刃と、包丁を持つ手の
 親指で挟むようにして、引っ張り
 ながらスルスルと剥く。

 (指だけでも剥ける)


⑦栗を大きめの鍋に入れ、ひたひたの水
 と食品用の重曹小さじ2を加えて
 火にかける。

 (重曹を入れるのはこの1回だけ)
 沸騰するまでは強火、その後は中火で
 アクが出たら取り、10分間程茹でる。


⑧火から下ろし鍋に流水を加え、
 ある程度冷めたら煮汁を捨てる。
 新しい水に替え、手で触れられる
 ようになるまで冷ます。
(水はヘラなどを介して鍋に入れる。
 栗に直接水が当たると、栗に傷が
 ついて煮るとボロボロになること
 がある)


⑨手で触れる温度になったら、竹串で
 毛羽立ちや筋を丁寧に取っていく。
 竹串を当てるとスッと取れるのが
 要らない部分。
 力を入れすぎると渋皮や実に傷が
 付くので、慎重に。


⑩⑦と同様、水で栗を煮る。
 重曹は入れない。
 煮る時間は5分。

⑪5分煮たら⑧と同様に。

⑫⑩と⑪を2~4回繰り返し、煮汁が
 濁った黒から澄んだ紫に変わったら

 アク抜きは完了。
 栗を一度ザルにあげる。
 傷つけないよう、ひとつずつ手で救い
 あげるようにする。

⑬アク抜きをした鍋をきれいにし、
 ひとつずつ栗を戻し入れる。
 栗が浸る程度の水と、甜菜糖の半量
 加え、落としぶたか不織布のキッチン
 ペーパーを乗せ、中火にかける。
 沸騰したら弱火で5分程煮る

残りの甜菜糖を加え、落としぶたを
 する。
 10分程煮て、
火を止めたら
 お好みでブランデーを加える

 冷めるまで置いて味を染みこませる。

 
 

煮上がってすぐ食べられるけど、一晩おくと、味が染みて美味しいよ♪

  

   

  

『栗の渋皮煮』の賞味期限

   
『栗の渋皮煮』の賞味期限は

冷蔵庫:2週間
冷凍庫:3ヶ月


が目安です。
 
 
冷蔵で保存する場合:
清潔な瓶に煮汁(シロップ)
ごと入れて冷蔵庫で保管します。

冷凍で保存する場合:
長期保存したい場合は、
ジップ付きのフリーザーバッグ
に入れて、冷凍庫へ。

 

 

煮崩れた…大丈夫!美味しく食べられます

渋皮煮の失敗で多いのが、皮剥き。
渋皮や栗に少しでも傷がつくと、
煮ている間にグズグズに溶けてくること
が…!

 
 

でも大丈夫!
土鍋が初めて作ったときは、無傷で煮上がった栗の方が少なかったですw


もし、

皮むきに失敗した栗
もそのまま煮てOK!


です!
 


傷ついた栗は渋皮煮に使わない
なんてレシピも見かけますが、
おうちで食べる分には充分。
そのまま煮ちゃいましょう。
 
 
傷ついた栗は、割れたところから
美味しい煮汁がたっぷり染みこんで
いる
ので、土鍋家の子どもたちは
これを狙って食べるほど
です!

割れた栗を使うと美味しいアレンジ
レシピ
も次の章で紹介します♪

 

 

『栗の渋皮煮』のアレンジレシピ

栗の米粉パウンドケーキ

自分で手間暇かけて作った、
栗の渋皮煮のお味は格別。

そのままいただくのも良いですが、
こんなアレンジレシピもオススメ。


米粉のマロンパウンドケーキ
 特別度
 土鍋の渋皮煮はブランデーを
 加えているので、大人風味の
 パウンドケーキに♪
 


栗とバターのトースト
 手軽度
 トーストした食パンに、バター
 と渋皮煮を乗せて♪
 


栗とあんこのパイ
 満足度
 冷凍パイシートとあんこがあれば
 簡単にできる嬉しいアレンジ♪
 


マロン豆乳ラテ
 手軽度
 崩れた渋皮煮で試していただき
 たいのがこちら。

 温めた豆乳に、渋皮煮を作った
 ときの煮汁(シロップ)と、
 崩れた渋皮煮を入れます。
 少し崩しながら飲むと、トロッと
 ほっこり。

 まるでスイーツのような贅沢な
 ドリンクです♪
 

   

『渋皮煮』の材料などはこちら

 
 

去年は手に入らなかった無農薬の栗。お高いけれど年に一度のお楽しみなので、思い切って土鍋はこれを買いました!国産の無農薬の栗って本当に貴重なんです…!

 
 

軒並み値上がりしてしまった甜菜糖。こちらのメーカーさん、めっちゃ頑張って下さってる…!
この甜菜糖はツブが小さくサラサラ。溶けやすくお菓子づくりにも料理にも使いやすいです。

 
 

食品用の重曹。余ったらナチュラルな掃除手づくりバスボムにも使えます♪

 
 

毎日飲むものだから有機が嬉しい。土鍋は毎朝これを飲んでます。無調整豆乳だからスープやお菓子づくりにも使えます。

 

 
まとめ
 

 

■ 「栗の渋皮煮」は思ってる
 ほど難しくない!
 

■ 「栗の渋皮煮」は皮むきだけ
 がんばれば大丈夫!

■ 皮むきに失敗しても大丈夫。
 リカバーできる


■ 秋を楽しみましょう♪

 

 

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